山口県下関市発祥の名産品
瓶詰うに(粒うに)

下関発祥のアルコール漬うに(瓶詰うに)は、
思いがけない出来事から生まれ、
長い年月をかけて保存食からごちそうへと進化してきました。

その誕生にまつわる秘話や、受け継がれてきた伝統、
そして現代の食卓で楽しめる美味しい食べ方まで――
瓶詰うにの魅力をご紹介します。




瓶詰うにのはじまり

瓶詰うに(アルコール漬うに)は、
山口県下関市の六連島(むつれじま)で、
偶然のひらめきから誕生しました。

かつて六連島では、近海で獲れたうにを塩漬けにした「塩うに」が作られていました。

ある日、西教寺九世・蓬山和尚を訪ねてきた外国人船員との歓談中、
誤って「ジン(蒸留酒)」がうににこぼれてしまうという出来事が。

すると、そのうには変色せず、
時間が経っても芳醇な香りと深いコクをまとっていたのです。


「アルコール漬け」の発想が生まれる

この偶然の発見から、
「アルコールを使ったうにの保存法」という新たなアイデアが広まりました。

六連島でこの製法は定着し、
やがて明治時代の港町・下関にも広がります。


名産として全国へ

塩うにに焼酎や清酒を加え瓶に詰める――
冷蔵技術が乏しかった当時、保存性と風味を両立した画期的な方法でした。

港から港へ、手土産として、贈り物として。
瓶詰うには瞬く間に名物となり、
「下関発祥の逸品」として全国に知られるようになります。




※ 昭和29年、高松宮妃殿下ご買上の栄を賜ったことを記す書簡  


中嶋商店海産部と瓶詰うに

中嶋商店海産部は、明治17年(1884年)創業。
当初は塩うにの販売を業としていました。

瓶詰うにの製法が広まる中、当店でも製造・販売を開始。
以来長きにわたって、伝統の味を守り続けています。

時代に合わせて改良を重ねながらも、
今なお変わらぬ美味しさをお届けしています。





現代の瓶詰うに

保存食だった瓶詰うには、
今では“特別な一品”として愛されています。

濃厚な旨みと、ほんのり香る酒の風味。
その味わいは、時代を超えて支持され続けています。

当店では厳選したうにを使い、
伝統製法を守りつつ、食べやすさ・料理への使いやすさにも配慮。

ご家庭にも贈り物にも、
喜ばれる逸品としてご提供しています。


瓶詰うにの楽しみ方

瓶詰うには、そのままでも、アレンジしても楽しめる万能な一品です。


おすすめの食べ方
・炊きたてのご飯にのせる王道のスタイル
・冷酒や焼酎と合わせて酒の肴に
・パスタやクリームソースに加えて「うにパスタ」に
・蒲鉾やお刺身に少量添えてアクセントに



ひと匙で、日常の食卓がぐっと豊かに――
それが、瓶詰うにの魅力です。

ぜひ、下関発の伝統の味をご堪能ください。

中嶋商店海産部
  〒759-6121 山口県下関市豊北町大字神田上134
  TEL 083-786-0007(受付時間 8:00 ~ 17:00)
  FAX 083-786-1660

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