瓶詰うに(アルコール漬けうに)
ができるまで
当店自慢の瓶詰うには、
すべての工程を熟練した職人の手作業で
ひとつひとつ行い、
素材の良さを活かした
伝統的な製法で仕上げています。
その味わいが生まれるまでの過程を
ご紹介します。
新鮮な生うにの選別と水切り
まずは、地元の漁業者が丁寧にむき身にした「バフンウニ」を受け取ります。
当店最高級の粒うに「磯漬粒うに」では、主に山口県下関市豊北町や萩・長門地区および愛媛県八幡浜市で獲れた、新鮮なバフンウニを使用しています。
水揚げされたばかりの生うには、地元漁協で「掛取り(かけとり)」という工程を経て選別されます。
この際に余分な水分をしっかりと切ることが、後の味付けや品質に大きく影響します。
同時に、異物混入や鮮度に問題ないか、一つひとつを目視で丁寧に確認します。
秘伝の味付け
水切りを終えたうには、すぐに当店工場へ送られます。
入荷後すぐに、代々受け継がれてきた独自の配合で、塩・酒精(アルコール)・調味料を使って味付けします。
この工程こそが、瓶詰うにの“味の決め手”。
シンプルな味付けだからこそ、配合や漬け込み時間の違いが、味わいに大きな差を生み出します。
瓶詰め
味付けを終えたうには「粒うに」となり、いよいよ瓶に詰める工程へ。
この際、うにの粒をなるべく崩さないように、職人が一本一本、手作業で丁寧に詰めていきます。
非常に繊細な作業であり、熟練の技が求められます。
熟成
詰め終えた瓶はすぐに出荷せず、しばらくの間熟成させます。
この時間を置くことで、うにに味がアルコールとなじみ、ゆっくりと調和していきます。
熟成を経た粒うには、まろやかで奥深い味わいへと変化していきます。
包装・完成
十分に熟成したら、一本一本を丁寧に包装し、ようやく完成です。
こうして仕上がった瓶詰うには、ご飯のお供やお酒のおつまみはもちろん、贈り物にもふさわしい逸品として、多くの方にご好評いただいております。