創業明治17年 中嶋のうに


山口県(長門の国)北浦、
豊北町和久(ほうほくちょう わく)浦の
雲丹(ウニ)は、昔から
品質優良とされていました。

遠く宝暦元年の頃より明治維新前まで、
長州藩主・毛利公の特別懇望により、

『年令15才以上60才までの長門の漁師達は、
毎年四月中旬まで塩うに三合宛上納』

として納めたという記録が残っております。


明治35年、我が国で初めて漁業法案が
施行された際、この慣行が認められ、

山口県下で第一に
「当和久浦にうに専用漁業権」

の許可がおりました。

不肖、当店中嶋うにの創業者「吉左衛門」
伝統的奇蹟を得、明治17年(1884年)より
雲丹製造を興し、うに製造を興したのが
中嶋うに・創業の原点です。

当時は「塩うに」として販売し、
爾来製法を改良し現在に至っております。




魚介類の好漁場
国の天然記念物「壁島」


本州の西端、山口県下関市豊北町和久の
北浦海岸沖合200mに位置する
国の天然記念物指定の『壁島(かべしま)』

雪が積もったように見える島の白さは、
実は海鵜(うみう)のグアノ(糞)
が長年にわたり蓄積されたもの。

その様子が遠くからは、
ちょうど白壁のように見えるため、
「壁島」
と呼ばれるようになったと言われております。



全国でも有数の海鵜の飛来地で、
海鵜の餌が豊富に獲れるため、
飛来するようになったと言われております。

当店のうにのパッケージモデルにもなっている、
水平線に沈む夕陽が海と空・壁島を
染める景色はとても幻想的です。







瓶詰うに(アルコール漬けうに)
ができるまで

当店自慢の瓶詰うには、
すべての工程を熟練した職人の手作業で
ひとつひとつ行い、
素材の良さを活かした
伝統的な製法で仕上げています。

その味わいが生まれるまでの過程を
ご紹介します。



新鮮な生うにの選別と水切り
まずは、地元の漁業者が丁寧にむき身にした「バフンウニ」を受け取ります。
当店最高級の粒うに「磯漬粒うに」では、主に山口県下関市豊北町や萩・長門地区および愛媛県八幡浜市で獲れた、新鮮なバフンウニを使用しています。

水揚げされたばかりの生うには、地元漁協で「掛取り(かけとり)」という工程を経て選別されます。
この際に余分な水分をしっかりと切ることが、後の味付けや品質に大きく影響します。
同時に、異物混入や鮮度に問題ないか、一つひとつを目視で丁寧に確認します。




秘伝の味付け
水切りを終えたうには、すぐに当店工場へ送られます。
入荷後すぐに、代々受け継がれてきた独自の配合で、塩・酒精(アルコール)・調味料を使って味付けします。

この工程こそが、瓶詰うにの“味の決め手”。
シンプルな味付けだからこそ、配合や漬け込み時間の違いが、味わいに大きな差を生み出します。




瓶詰め
味付けを終えたうには「粒うに」となり、いよいよ瓶に詰める工程へ。
この際、うにの粒をなるべく崩さないように、職人が一本一本、手作業で丁寧に詰めていきます。

非常に繊細な作業であり、熟練の技が求められます。




熟成
詰め終えた瓶はすぐに出荷せず、しばらくの間熟成させます。
この時間を置くことで、うにに味がアルコールとなじみ、ゆっくりと調和していきます。

熟成を経た粒うには、まろやかで奥深い味わいへと変化していきます。




包装・完成
十分に熟成したら、一本一本を丁寧に包装し、ようやく完成です。

こうして仕上がった瓶詰うには、ご飯のお供やお酒のおつまみはもちろん、贈り物にもふさわしい逸品として、多くの方にご好評いただいております。




店舗概要
店舗名
中嶋商店海産部
住所
〒759-6121 山口県下関市豊北町大字神田上134
アクセス
「下関I.C」「美祢I.C」より車で1時間

山口県の山陰側・国道191号線沿い
(「道の駅北浦街道豊北」から車で1分)
電話番号
083-786-0007
営業時間
08:00~17:00
定休日
年中無休
(※都合によりお休みする場合があります)




中嶋商店海産部
  〒759-6121 山口県下関市豊北町大字神田上134
  TEL 083-786-0007(受付時間 8:00 ~ 17:00)
  FAX 083-786-1660

  中嶋商店海産部【公式】SNS




Copyright ©中嶋商店海産部 オンラインショップ All Rights Reserved.